OpenAI社のAPIシークレットキーの取得方法と利用時の注意点を非エンジニアにも分かりやすいようにまとめます💡
目次
1. Open AIのアカウントを作成・ログインする
Open AI社のアカウントが未登録の場合は、アカウントを作成してください。
以下にアクセスし、「Log in」をクリック。
https://platform.openai.com/docs/overview
2. シークレットキーを発行する
ログインができたら、上部メニュー【Dashboard】をクリックして、左メニューにある【API Key】を選択してください。
【Create secret key】をクリック。
続いて以下のNameの部分に名前を入れてください。
(💡どの用途やアプリに使われているのか後から確認しやすく名前を付けてあげると便利です。)
- 注意:このとき、電話番号を登録していない場合は、「Create new secret key」を選択できず、「Start verification」という表示が出ます。画面の指示に従って電話番号認証を済ませてください💡
すると以下のようにポップアップで「Create new secret key」が表示されます。以下の情報をコピーして厳重に保管しておいてください。(※後に使用します)
- ⚠APIキーはセキュリティーの都合上、発行したその時しか表示されません
3. 支払い情報を登録する
ChatGPTのAPIは、無料枠を使いきり次第、使った分だけ料金が請求される従量課金制です。使用するバージョンやインプット・アウトプット量によって料金が異なります。
支払い情報を登録するために、クレジットカードを手元に用意してください。歯車マーク(⚙)
【Settings】から【Billing】を選択し、「Add payment details」をクリックします。
個人名義で登録する場合は「Individual」、企業名義で登録する場合は「Company」を選択してください。
クレジットカード情報を入力し、「Continue」をクリックし、「Your subscription was created successfully」と表示されれば、支払い情報の登録は完了です。
※公共Wifiを利用中に決済情報は決して入力しないでくださいね💡
4. 利用の上限を設定する
前述の通り、使った分だけ料金が請求される従量課金制の為、使いすぎたり、APIキーが盗まれた場合の不正利用のリスクがあります。これを防ぐために、APIの利用上限を設定することが重要です💡
歯車のマーク(⚙)【Settings】をクリックし左メニューにある【Limits】を選択、
【Set Budget Limit】からAPIの利用上限を設定してください。
💡(例)たとえば、月額$50の利用上限を設定してみましょう。その上で、利用状況をこまめにチェックします。もし利用額が上限の80%に達したら、すぐに通知が来るようにしておきます。特に一般消費者向けの利用では、必要に応じてすばやく上限を変更できるような体制を整えておくことが大切です。
利用上限を設定できたら、その上にある「Budget Alerts:予算アラート」を設定します。これはもし利用額が上限の〇%に達したら、すぐに通知が来るようにできるものです。
料金の目安
GPT-4o モデル
1質問あたりの利用料:約1.9円
1質問の条件:入力750文字(参照データ含む)+ 出力750文字の合計
目安:質問ごとに約1.9円かかります。例えば、長めの質問や詳細なデータを含む場合は、料金が少し変動する可能性があります。
GPT-4o mini モデル
1質問あたりの利用料:約0.1円
目安:このモデルは、通常のGPT-4oに比べて低コストで利用できます。特に、シンプルな質問や短い回答を求める場合に適しています。
API利用料
例「gpt-4o mini」を利用=1,000回の利用で約22円程度(※為替レートにより変動あり)
(現在: 2024年10月)
APIキー(またはシークレットキー)とは
APIは「Application Programming Interface」の略で、コンピュータープログラム同士が会話するための共通言語のようなものです。OpenAIのAPIを使うと、ChatGPTのような高度なAI機能を自分のプログラムに組み込むことができます。
セキュリティーの観点からは、プロジェクトごとにAPIキーを発行し分けて利用することが推奨されます。例えば一つのキーが漏洩しても他のプロジェクトへの影響を最小限に抑えることができます。また、必要に応じて特定のプロジェクトのキーだけを無効にすることが可能です◎