自社データを読込ませたLINEチャットボットの実装手順まとめ

2024年9月10日
自社データを読込ませたLINEチャットボットの実装手順まとめ
AI

独自資料や自社データを読み込みこませ、吐き出すLINEチャットボットをGoogle Apps Script (GAS) とDocsBotを使って実装する手順のざっくりまとめ。
LINEのMessaging APIとGASを連携させ、DocsBotを通じて独自のデータをAIに読み込ませ、ユーザーの質問に対して適切な応答を返す仕様。

目次

1. LINE公式アカウントの作成とデベロッパー登録

① LINE公式アカウントのログイン情報

LINE公式アカウントを作成します。
作成されていない場合は、LINE Official Account Managerでアカウントを作成してください。

② LINE公式アカウントにてデベロッパー登録(管理者)

LINE Developersにアクセスし、管理者としてデベロッパー登録を行います。

2. Google Apps Script (GAS) の設定

③ GASにてコードの実装

コード内に以下の設定(紐づけ処理)を行います。※詳しい実装コードはお問合せください^^

  • 【LINE Developers】のチャネルアクセストークン(Messaging API設定で取得)
  • 【DocsBot】のTeam IDとBot ID(DocsBotの設定画面から取得)

④ GASでの権限確認および許可

GASのスクリプト実行権限を確認し、適切なアクセス許可を設定します。

3. GASにてテストとデプロイ

⑤ テストの完了

{test}関数を実行し、「こんにちは。あなたの名前はなんですか?」 に対する返答が表示されることを確認します。

⑥ GASスクリプトのデプロイ

GASスクリプトを「Webアプリ」としてデプロイします。

  • 注意1: アクセス権限をデフォルトの「自分のみ」から「全員(匿名含む)」に変更します。
  • 注意2: 最新バージョン(最も高い番号のバージョン)のデプロイURLを使用します。

4. LINE Developers設定

⑦ LINE Developers設定

Webhook URLに、GASのデプロイURLを登録します。さらに、チャネルアクセストークンをGAS内で設定し、LINEとDocsBotを連携させます。

5. テストと検証

⑧ テストと検証

テストメッセージをLINE Botに送信し、正しくDocsBotの応答が返ってくるか確認します。LINE Developersの「Webhook設定」画面で「検証」をクリックし、成功メッセージが表示されることを確認します。

6. 注意事項

1. GASのアクセス設定

必ず「全員(匿名ユーザー)」にアクセス権限を設定します。初期設定の「自分のみ」ではLINEからのリクエストが拒否され、401エラーが発生する可能性があります。

2. アクセストークンの管理

LINEのチャネルアクセストークンが正しいことを確認し、アクセストークンが無効化されていないか、または期限が切れていないか確認します。必要に応じて再発行してください。

3. エラーハンドリング

予期しないエラーに備え、適切なエラーハンドリングを行い、GASのログにエラー情報を記録することで、問題を迅速に特定できるようにします。

4. WebhookのURL変更時の対応

GASを再デプロイした際にURLが変わる場合があるため、その際はLINE DevelopersのWebhook URLを最新のものに更新してください。

5. ステータスコード200の返却

LINEのリクエストに対して必ずステータスコード200を返すように設定します。そうしないとLINE側でリクエストがエラーとして処理されます。

※緊急依頼の場合は【緊急】のチェックボックスにチェックを入れてください。24時間以内に担当者より折り返します。

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